畑の学校に入学します。先生は野菜と野草と土と生き物。

ブログを休んでいる時は、活動している時です。今日も活動してきました!はい、いつもと同じ小さな畑でのもろもろです。

でもね~、場所とすることが同じだからこそ分かる自分の変化ってありますね。定点観測ならぬ、定点自分観測。

今日したことのひとつは、種まき。ニンジンと大根。昨日パクチーもまきました。前のブログで、「種まき、今一つ楽しめない」と言いました。事実そう思ってました。昨日今日は種まきしながら、「種まきは、祈りだな…。」と思いました。この差!自分でもびっくりです。種は色々な条件が揃わないと芽が出ないそうですね。地温、水分、まくタイミング、まき方。発芽した後は条件に日光、栄養が加わって。

今年の畑でも、タイミングが悪くて大豆が全く発芽しなかったり、ニンジンも出芽率1割だったり、色々やらかしてしまっています。

一方、種からまいたレタスが大きく育ったり、ひよっこ苗だったナスやセロリが立派に大きくなったりしています。トマトもおいしく育ってくれました(苗からですが)。収穫が沢山になればなるほど、一粒のタネからこれが始まったのか、と驚嘆するしかありません。

種には、最良の結果(実り)をもたらすのに必要な情報は全部詰まっています。種は、可能性のカタマリです。後はニンゲンがその可能性をフルに引き出せるかどうかです…。わたしのしたことの答えが、大変分かりやすく現れる種。今のところ全然ダメです。だから、反省と祈りを込めて、種まき。でもまだ種の気持ちになりきれていません。技術も思いやりも、もっと学ばねば。

したことのもうひとつは、草刈りです。草とのつきあいについても、以前から何回か書いています。去年の畑1年目から振り返ると、草刈りへの気持ちもどんどん変化しています。去年は「苦行」でした。草まるけの畑では大家さんに悪いから、とにかく体裁を整えるためにする作業。今年は、「芽の内に抜いて完璧に除去」→「雑草も役目がある。根が土を柔らかくしてくれるから根だけ残して刈る」→「草が土を耕してくれている、バランスを整えてくれている。草と共生したい。また生えれるように地上5,6センチで刈って、刈った草はマルチとしたり、通路に敷いて土を踏み固めないようにしよう。」←今ここ。

草を刈る時に、ごめんねとありがとうが自然に出てくるようになりました。命をもらってしまってごめんね、でもまた生えてね。大きく育ってくれてありがとう、マルチとして使わせてもらうね。土のバランスを取ってくれてありがとう、働きをむだにしないからね。

雑草=野草=植物=野菜。人間の都合で分けているだけで、同じ植物です。野草のことも、もっと知ろうと思います。敵をつくらない畑を目指します。

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ツユクサ。造形も色もすてき。