Kiko と森と Miko と

こんにちは!

今日は Kiko の話をしたいと思います。はい、IDの Miko and Kiko の Kiko の方、わたしの相棒で職業木こりの Kiko です。

人生 Fun 化計画に、この人の存在は欠かせません。わたしはただ緑と自然が好きなだけですが、Kikoは木こりです。この変わった木こりさんは、東京で会社勤めをしていたのに「田舎住も」となって田舎に引っ越し、庭の木がジャングルみたいになってたのを手入れしなくちゃ、でも人に頼むとウン十万円もかかる!ムリ!じゃあ自分でやっちゃお、と勉強して木に登ってるのをご近所さんに目撃され、「じゃあうちもお願い」と流れで木こりになった方です。

そうなると木のことも勉強し、もともとお花好きだったのが山野草も大好きになり、段々森と山全体のことを知りたくなり…とだんだん興味が広がり、どんどん詳しくなっていった(と推測する)のです。

Kiko に教えてもらってわりとショックだったことがあります。それは、「木は生えていればいいってもんじゃない」ということ。わたし田舎で緑に囲まれて育って木が好きだったので、木はあればあるほどいい、緑色が多いほどいいと、無条件で木はエラくて良いものだ~、と思っていました。なので、Kiko に知り合ったときも職業木こりに興味は持ちながらも、この人は木を切る側、伐採する側の人なんだよね~とぼんやりネガティブイメージも持ったのでした、実は。

でも、Kiko に教えてもらった本来の木こりの仕事は、山と森を守る側でした。そして、見る目のある人が見た今の日本の山・森の状態は、なかなかキビシいものでした。例えばスギ・ヒノキなどが植林されている人工林、そこら中で見かけます。同じ種類の木だけが生えてる山がそうです。あれは人が木を植えているので、植林後にちゃんと手入れ・間伐(木を間引くこと)をしないといけないのだそう。でも戦後それをできない(しない)山が増えて、今そういう山の木は充分な光や栄養が取れないまま、ひょろひょろ背だけ伸びて、でも間伐されてないのでぎゅうぎゅう密集して、パックのカイワレ大根状態になっています。

教えてもらって、わたしもそういう林や森に気づくようになりました。カイワレ風の木達は哀れです。建材にするには細すぎ、倒そうにも長年放っておかれる間に巻きついたツタ類がじゃまをして、倒す人にとても危険なのだそう。切っても材として売れない、切ること自体が危険、だから放置されて、限界がきて立ったまま枯れるか、虫に食われて倒れるのを待つばかり。そして、悲しいことにそういう森、多いです。

緑の木があれば、それでハッピーと思っていた5年前の自分が、ちょっとうらやましいです。知らなければ、問題意識を持つこともなく、森を見て悲しい気持ちになることもなかったのにな~。でも、知ってしまいました。知ったからには、行動したい!

いわゆる環境保護のために、正しいことだから行動したい、というのではないんです。そんな立派なことのできる人間ではありません。難しいことは何も知らないし、これから学ぶことばかりだし。でもわたし、緑には恩義がありまして。これまで何度かあったどん底期にも、ちょっと凹んだときにも、元気なときも、公園行ったり山を見たり散歩中に道端にしゃがんで草花をじーっと見たりして、エネルギー充電させてもらってきました。

なので、植物をリスペクトしているんです。もの言わず、人が来ても来なくても葉を伸ばし、花をつけ、実をつけ。時々気まぐれに見に行くわたしを穏やか~に迎えてくれ。厳しい顔もするのは知っています。でも基本的に、本当にやさしい存在。アヤシイ発言ですか?でしたらすみません。なので、植物に助けてもらった恩返しと Fun をかねて、森を元気にすることを、やり始めたいのです。森、持ってないけど。森買うお金も今はないけど。

それを Kiko と一緒にしたいのです。というか Kiko のライフワークを、どういう形でかは分からないけれどもサポートして一緒に楽しみたいんです!何ができるだろう?例によって分かりません!でもきっとこれも合っています、わくわくするから。

それではまた~!