自分のことばを話したいんです

こんにちは、読んでくださってありがとうございます。

始めましてでいきなりですが、まさか自分がブログを始める日が来ようとは…。確かにさっきはてなブログさんに登録したものの、まだ半信半疑状態でこれを書いています。

40代半ば、女性、田舎暮らし、職業通訳のMikoです。家族は夫と猫2匹です。

なぜ今ブログなんでしょうね?もともとわたし、発信するの苦手でした。10うん年前、知人に勧められて某SNSですこーしだけ書いてみたことあります、ブログ。

でもその時の抵抗感!誰に対して何を話せばいいの?プライベートなことを見知らぬ人に話したくない(じゃ書かなきゃいいのにね(笑))、でも表面だけ書くんじゃ面白くない、結局ブログを書く距離感みたいなことがつかめないまま、2、3回書いて終わった気がします。

 今はでも、話したいんです!

わたし通訳というお仕事をしています。通訳にも色々なスタイルがあるでしょうが、わたしはずっと「黒子」「空気」をイメージしていました。

言葉の壁を忘れさせるくらい、息を吸うくらい自然なコミュニケーションを生み出したい。そこにわたしの存在感なんてなくていい。だから、黒子で、空気です。まあ実は空気ってなかったら死んでしまうわけで、謙虚に見えてその逆の目標でもあるのですが。

で、ありがたいことに地方在住でありながら、フリーランスの通訳として生活ができるようになりました。引き立てて下さった恩人、通訳の先輩方や仲間たち、リピートで声をかけて下さるクライアントの皆さまのおかげです!足を向けて寝られない方角ばかりです。

どのお仕事も、楽しかったです。どの案件も、行く前にはお腹を壊すくらい緊張しながら、2時間の通訳のために2,3日かけて準備をし。毎回ではないですが、時には「フロー状態」っていうんでしょうか、不安や心配をする普段のわたしが消え、ただ真っ白な空間にわたしとことばだけがあって、自然にベストな訳が口をついて出てくる。そんな体験もできました。

そんな風に仕事に集中するうちに、一方で何かが自分の中で育っていたみたいです。「黒子」に徹するために、クライアントの思いを読み取ろう、場の空気も読んで適切なサポートをしよう、と思っていました。そうするためには自分は空でいるのが一番いいと思っていたのですが…。

40代半ばになり、平均年齢からみたら人生を折り返した今、ちょっと感じ方が変わってきました。ありがたいことに、これまでの半生いろいろな経験をさせてもらいました。仕事でも、プライベートでも。そして知らないうちに、わたしの中にも伝えたい何かが育っていたみたいです。これまではその時々のクライアントの声を伝える黒子でした。でも今、わたしはわたしの声で、自分のことばを話したいんです!

今はまだここまでしか分からないまま、見切り発車をしてみましたこのブログ。どう育っていくのかな~、ふふふ。分かりませんが楽しみです。読んでくださる方にも楽しんでもらえたらいいな!